今あなたにとって大切にしたい名言は?
こころの相談室 カウンセラー金矢英彦
2回にわたって、名言についてお伝えしてきました。
私が長い間大切にしている名言は、前回までの通り、
ブルース・リーの
『考えるな、感じろ』でしたが、
みなさんにとって、
大切にしたいもの、
今、響いているものは、
どんな言葉でしようか。
それは、あなたの生き方にリンクしているものなはずです。
それは、
抜け出したい想いであったり、
なりたい自分であったり、
自分に響くものや留めておきたいという、
『意識を刺激するもの』
であると言えます。
私も、教員時代は、別の名言にも
「それだよなあ」
「心得よう」
と意識していたものがありました。
『やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、
ほめてやらねば、人は動かじ』
山本五十六※の言葉です。
※軍人で太平洋戦争開戦時の連合艦隊司令長官。アメリカと日本の実力差を熟知しており、最後まで戦争には反対していたと言われている。
先程の言葉は、いかにして人を動かすかのポイントが詰まったもので、経営者や指導者にとっての格言となって広まっていきました。よって、名言とされています。
①まずは、やってみせる
第一の大事なことです。
見せることで、視覚でインプットさせ理解が進みます。
これは、指導側が率先してやる重要さも表しています。
口だけ上司では信用度が低くなってしまうことにも繋がりますね。
②次に、言って聞かせる
つまり、しっかり説明することで、理解を補い、より確かなものとしてインプットさせるのに役立ちます。
よくある「見て覚えろー」「背中から感じろー」の世界のようなものでは、伝わりにくいし迷わせるものです。
大事なのは、「伝わっているか」なのですね。
③そして、させてみるとなります。
いざ、実践です。
思うようにいかないことも織り込み済みです。
頭の中での理解だけで「わかった」ではなく、トライしてこそ、エラーもあってこそ、理解が深まるということですね。
④最後に、ほめること。
てすが、ほめる(褒める)のは、出来の良さではなく、やってみたこと、やれたことの姿勢と努力を認める、その人を肯定するということです。
つまり、評価の中心は、出来不出来よりも「自信や次へ向かう意欲(やる気)が増す」ようにもっていくことになります。
よく、「褒めて伸ばすことが大事」「褒めれば伸びる」などと言われますが、
ただただ、やたらと何でも褒めていては、
「それで終わりでいいんだ」と向上心が薄れます。
繰り返しますが、
意欲、姿勢、努力を認め褒める。
まだ途中。
↓もっとできそう。
↓やってみよう。
↓チャレンジが自分を伸ばす。
↓失敗してもまた頑張ればいい。
(♥そんな自分を、わかってくれている)
↓あそこまでできたら素晴らしい。
こうなるといいですね。
上司と部下、師弟関係、教える側と学ぶ側、教師と生徒、親と子……
これらの関係が、
♥信頼関係となっていくことでしょう。
♥物事に納得して取り組めるでしょう。
♥理解も本質に近づいていくでしょう。
♥質が高まっていくでしょう。
♥自分の意志で行動するようになるでしょう。
自立に繋がりますね。
ですから、褒めることを履き違えないことが大事です。
まさに、
子育て、教育に通じることですね。
ですから、
私は、この名言を私なりの心得としたのです。
私にとっての『初心』となりました。
みなさんにとっての名言、ぜひ思い浮かべてください。
浮かんだものが、今のあなたに必要なメッセージになっているはずです。
・・・・・・・・・・・・・つづく
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