世の中に『名言』は数あれど、自分にとっての、となったらいかがでしょうか。
今回は、まずは私自身にとっての『名言』に触れ、深めてみたいと思います。
私が中学生の時に巡り会い、その時はただカッコいい!と響いたものなんですが、何十年も経って『生き方の学び』を始め、仕事としてカウンセリングをさせていただくようになって、あらためて意識するようになっている言葉があります。
それは、
「考えるな、感じろ」
なんです。
どこかで耳にした方はいらっしゃいますか?
ブルース・リー※主演の映画、『燃えよドラゴン』の中で彼が語った言葉です。
※アメリカ生まれの香港人。中国武術家、俳優。32歳で他界後、公開された燃えよドラゴン他ドラゴンシリーズが世界的ヒットを重ね、暫くブームが続いた。中学生の私も、映画でよく出るあのヌンチャクのプラスチック版を買い、けっこう練習
「考えるな、感じろ」は、
師匠のブルース・リーが弟子に蹴りを指導する場面で語ったものです。
いざ蹴りを入れようという時、蹴りの動きにはどんな意味があるのかとか、あれこれ考えるよりも、
「感じることが大事なのだ」と。
もちろん、武術ではとっさのやりとりが大事でしょうら、考えてから動くのでは遅いでしょう。
ただ、私は、日々日常、意識する大事なことと繋がっていると感じるのです。
「考える」ということは、言葉に置き換えるということになります。
当然、時間のズレも生じます。
そのことは、特定の言葉に絞り込むことになるので、意味が狭まります。
わかりやすいかもしれませんが、抽象度が下がる分、狭まった意味にしかならないということにもなります。
言葉に置き換えた途端、
「それもあってるかもだけど…」
「別の意味もあるんだけどなあ…」
となるかもしれません。
蹴りを入れる場面に戻ります。。。
目の前の相手が何cm近寄ってきて、息を吐いた時は動きが鈍るから、その時を逃さず、〜を狙って蹴り出す…
というように、言葉としていちいち順序も含めて考えてから、ではなくて、
『五感を研ぎ澄まし、直観で動くのだ!!』
という教えになります。
これは、ある意味動物がしていることと言えると述べる人もいます。
いわゆる、「本能で動いている」
ということでしょう。
私達人間は、すぐ考えてしまうのですが、
感じたことを、
ズバリこれだ!まちがいない!
という言葉に置き換えるのは、案外苦手ではないでしょうか。
人それぞれの語彙力もありますし、想像力も必要です。
しかし、
「う〜んと、これ、かな?
いや、こっちの言葉かな?
あ、いや、やっぱりこれもあるかも…」などと、
◆迷い考え込んだり…
言葉探しにエネルギーを向けてしまい、
◆結局うまく表現できないと、言葉に翻弄されてしまったり…
ありますよね。
そして、
迷いに迷って、
◆タイミングを逃してしまうことも。
で、さらに、
「オレ、言葉知らないから…」
「あなた、私の言いたいこと、察してよ!」と、
◆卑屈になったりして…
もったいないですよね。
言葉にいちいち表そうとするより、
感じたことを翻訳みたいにするより、

『感じたままを大事にする』
その方が、自分に素直だし、
感じたことを狭めないで済むのです。
『いい!』『うれしい!』『すてきー』
『今はできません』『違うと思います』
『賛成です』『反対です』
それで良いのだと考えます。
勇気はいるかもしれません。
でも、素直な反応、意思表示です。

『感じたままを大事にする』
日々日常に通ずること。
大事にしたいと思っています。
実は、
ブルース・リーの「考えるな、感じろ」の言葉には続きがあるんです。
* * * * * * * 次回につづく