中島みゆきへの葉書と私の同級生~その3
こころの相談室 カウンセラー金矢英彦
前々回は、中学生から中島みゆきへの葉書について、前回は、私の同級生の思い出についてお伝えしました。
この2つは、繋がるところが随分ありました。
さらに、今回は、私の同級生と私の生き方の共通点、
「自分を決めて生きること」についての気付きを繋げてお話ししたいと考えました。
私の心には、小学生以前からの、他と比べての「いじけた自分」「情けない自分」をごまかしごまかし生きてきたと思っている自分がいます。
中学では、一転、気の合う友人ができ、部活も楽しく、FMで洋楽を聴き、小遣いで洋画を観るのが好きで、小学校に比べて学習もそれなりにできるようになったんですね。
♡しかし、感情の浮き沈みはけっこう激しく、不安定なまま過ごしていました。
高校に入ると、途端に勉強が分からなくなりました。参りました。
1、2年とも男子クラスで、気の合う友人たちと楽しく過ごすことが救いでしたが、
人間関係、男女関係、友人関係の難しさのレベルがグーンと上がった気がして、
♡自分の力の無さというか、上手く立ち回れない情けなさゆえに、周りの様子を気にしながら小さくなっていた面がありました。
結局、中学高校を通して、
♡周りに合わせていた方が良いと考え続けていましたし、一番気が楽になれるのは、一人の時間でした。
誰かといると気を遣い過ぎるんです。疲れるんです。
また、
♡弱さを見せたら、ガタガタと自分が崩れていく気がしてならない。
だから、
♡明るく快活な、重くならない自分を装うようごまかしごまかし過ごしてきた。
そこを頑張ってきた。
そう思っています。
造ったキャラを出していた自分は、
あの、高三のホームルームで、バーンと主張した彼女に圧倒され、
ただただ、「スゴい、、」と感じた。
そう思っています。(→前回掲載)
そして、
♥自分と正反対の生き方を目の当たりにしたことで、私の記憶の中にしっかり留まったのでしょう。
私は、
自分に自信がもてないと決めて生きていました。
悩み事を誰かに相談したことはありませんでした。
一人で落ち込み引きずっていました。
一人の時間が好きだったのに。
では、演説した彼女は、
自分を保つために、勉強して成績を上げていくことしかないのだと決めて生きていました。
そう宣言していました。
慰めも理解者もいらない!という勢いで、
「私は、勉強で自分を主張する力を得たらよいのだ」と、ものすごいエネルギーで自分を奮い立たせていたのでしょう。
彼女も私も、
「自分はこういう人間だ」と決めて生きていたという共通点があった。
そう思います。
自己表現の仕方は正反対でしたが。
あれから45年ほど経ちました。
私は考えています。
彼女はどういう人生を送ってきたのだろう。今どうしているのだろう。
♥自分のあるがままを受け入れられるようになっただろうか。
♥自分を枠にはめ込んで、「これしかない」としてきたことを許し、手放すようにしてきただろうか。
♥溢れるエネルギーは、生き生きできることに向けられるようになっただろうか。
いろんな出来事の中に、
本当の自分や、本当はどうしたいのかに気付くきっかけがありますね。
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