シンガーソングライターの中島みゆき
心揺さぶる歌、
人生のエールを綴るライターでありシンガー、
そう私は思っています。
彼女はかつて深夜放送のパーソナリティーをしていました。
私が覚えているのは、1979年~1987年までの番組です。
その放送の中でのお話からご紹介していきます。
♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡
番組の最後に、リスナーからの葉書を読むコーナーがありました。
その時のやり取りのお話です。
今で言う私にとっての〝神回〟となっています。(*文面は一部SNSより引用)
理由は後程。
ペンネーム〝生きるのって辛いね〟という女の子から寄せられた内容は、
「私、世界一のブスです。誰が見たってブスです。自分でもわかっています。」という言葉から始まりました。
中学3年で、いじめられ、死にたいと思ったこともあるという彼女は、辛く苦しい思いを吐き出し、
「みゆきさん、こんな私でも生きててよかったと思うこと、ありますよね。
堂々と人前を歩けるようになる日、きますよね。
その日を夢みて頑張ります。
そして、みゆきさんのコンサートの日には、今の私でない私になってみようと思います。」
こう綴っていました。
彼女に向けて、中島みゆきは答えました。
「日本中で、今この番組を聴いている人、
誰が一番醜く見えるか、分かると思います。
この葉書をくれた貴方、それくらいのことが分かる人は、日本中にいっぱいいると思います。
今、貴方の周りにいる学校の、そういうことを言う貴方を傷つけた仲間だけが人間だと思わないでほしいと思います。
世の中、狭く見ないでくださいね。
女の子は、金さえかければ、ある程度は美人になれると私は思います。顔ってのは、いくらでも造れます。金さえかければ。
でも、金かけて綺麗になれないものもあると思います。
コンサートの日には、あんたのままの、あんたでおいでよね。」
♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡
中島みゆきが、なぜ幅広く長年支持されているのか、理解できた気がしました。
頼りがいのあるお姉さん。キッパリ言ってくれる。信念をもっている。面倒見がよく心根は優しい。
いわゆる姉御肌、でしょうか。
女性が憧れる女性。
そこからの、いじめにあった女の子への言葉を感じました。
葉書を送った彼女には、どんなことが響いたでしょうか。
『これからたくさんの人達に出会っていくよ。
貴方を理解してくれる人、共に歩む人、貴方以上に不幸を嘆いている人にも。』
また、
『いろんなことを感じられるようにもなるよ。
楽しいこと、やりがい、生きがいが、貴方の周りの人達との関係の中から生まれてくるよ。』
だから、
『世の中に出ていきましょう!』
『たくさん、経験しましょう!』
そんなエールが込められている感じがします。
中島みゆきの贈った言葉には、
彼女の人生の岐路の時々に、噛み締めることができるものがちりばめられている。
そう思えます。
もちろん、中学生だった当時の彼女にとって、
思いのたけを訴えたことで、中島みゆきが目に留め、温かく力強い言葉を贈ってくれたことは、何物にも換えがたい出来事だったことでしょう。
このエピソードを書いているうちに、私の高校3年の時の記憶が鮮やかに甦ったのでした。・・・・・・・・・その2につづく