ありのままの自分で~自己肯定感 その2
こころの相談室 カウンセラー金矢英彦
前回、自己肯定感とは、
ポジティブ思考で前向きに生きている感覚では決してなく、
ありのままの自分を理解し、認め、「こんな自分でいいんだ」と受け入れられること。
そのように述べました。
今回からの連載では、そのとらえを前提に、話を進めていきたいと思います。
まず、子どもで考えてみます。
①
自己肯定感のある子は、自分を大事にする子
♡失敗しても〝大丈夫〟と思えるし、失敗を糧にチャレンジできます。
やりたいようにやって、失敗に気づいて、「じゃあ、今度はこうしよう」と、いろいろやってみて、「なんとかなる」と気づくから、〝大丈夫〟と思えるのです。
また、
♡自分を大事に(尊重)できるので、相手からも大事にされていきます。
自分を大事にするよさが伝わって、友達関係も良好になっていきます。
そして、
♡自己評価ができるようになると、自分に自信がもてていると実感できるようになります。
こうして育っていくと、
他者の評価は、あまり気にならなくなっていくんですね。
ここはとても大事です。
自分はどうしたいかが中心なので、他と自分を比べることは大事ではありません。
結果、人に流されず、人の言いなりにはならず、となります。
主張はしなくてもいいんです。
♥心の中で〝
自分が大事〟と思えることが大切です。
何かを選択するとき、
「こんな自分でいいんだ」が、普段から備わっていると、
「自分はこの選択でいいんだ」と思えるわけです。
♥それは、〝
自分が好き〟という意味です。
・・・ここまで話を進めてくると、お気づきの方もおられますね。
そう、大人でもまったく同じなのです。
その3につづく
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