男気と優しさに溢れる男、石川悦哉さんをご紹介します！

1997年3月25日、県立胆沢病院内に「ジャマイ館」を開店。会社員生活から一念発起しての起業となります。

どうしてジャマイ館？なのかというと、石川オーナー（以後悦哉さんで表記いたします）が「世界で最もリスペクトする国」がジャマイカなのだそうです。ジャマイカの食文化、音楽、雰囲気などを地域の皆様へも広めたいという想いから「ジャマイ館」と命名。現地で習得した料理やスパイスを多様させたカレーを提供しています。

悦哉さんは「ジャマイカ政府観光局親善大使」という肩書も所有。　ジャマイカ愛がハンパない人なのです。

2002年に「ROYAL ジャマイ館」を宮下町に、その後2015年に、現在の花園町に移転し営業しております。その間には、東北で初めてバリ式エステサロンをOPEN、輸入関連事業を展開したりしました。

熱い思いを込めてカレーの種類は6種類、辛さも7段階！

ジャマイ館カレー　￥900

下記の中から2種類のカレーをお好みで選んでください。

0：ハヤシ（辛さはほぼ無し）　　　　
1：ベジタブル（↓）
2：エスニックホワイト（↓）
3：ヨーロピアンポーク（↓）
4：ジャマイカンレッドチキン（この辺りから辛さが強くなりだす）
5：カシミールインド（↓）
6：ベンガルタイガー（タイガーのごとく、強い辛さで刺激的）

ジャークチキン　￥800

ジャマイカの代表料理で、独自のタレに漬け込み、現地のスパイスで焼くチキンディッシュです。

必然の使命、好機到来。

旅行が趣味の悦哉さん。各地を旅して歩いていた時に、駅で流れている「発車メロディ」に着目。奥州市にも偉大な人物がいることを思い出し、東北新幹線水沢江刺駅の発車メロディを実現すべく活動を開始しました。

悦哉さんは「大瀧詠一応援団」の団長として看板を掲げ、イベントを主催して地元のファンとの交流を深めていきました。

2020年1月、奥州市へ協力を要望するために5000人分の署名を集めた嘆願書を提出。その後6月に実行委員会が発足し、故大瀧詠一氏作曲の「君は天然色」をメロディ候補に挙げました。大瀧詠一顕彰会の会長の「高橋 晋」氏と協力体制を組み、楽曲の使用許可・メロディ編集・JRへの使用申請など、周囲のサポートを受け情熱をもって行動した結果、2020年10月1日に放送開始が決定となったのでした。

発車メロディ開始のその日、悦哉さんは1日駅長を任命され、人生最良の日と男泣きしたそうです。「自分一人で出来たことではない、たくさんの人の応援、協力があったからこそ実現できたこと」。当日駅に集まった関係者の方々お一人お一人に頭を下げ、握手を求め、お礼を述べている姿に誰もが感動しました。

「放送開始が終着点ではない。ここからがスタートです」。と語る悦哉さん。新型コロナウイルスの影響で、人の往来が減っている水沢江刺駅。発車メロディを機会に企画した祭りやイベントも無くなりました。

「でも、そんなことに負けてはいられない。俺はこの街が大好きだ。自分たちの住んでいる街が、もっと楽しく豊かになるよう挑戦していくよ」と、少年のようにキラキラと輝いた目と笑顔でお話しいただきました。

「恋するカレーパン」

水沢江刺駅発車メロディ放送開始記念として考案したカレーパン。自慢のカレーと地元パン業界のパイオニア「くろしぇっと」さんとコラボレーションし、「焼きカレーパン」を発売しました。

「コロナ禍により業態が大きく変化した今こそ、自社のみならず、同業あるいは異業種間の交流をはかり、視野を広め、新たな商品開発や共同事業への取り組み姿勢があってもいいのではないか。また、行政とも密着に連携を図り、協働の地域づくりの理念の下、オンリーワンのブランドを創り上げていきたい。」と熱く語ります。

最後に・・・

最近では、ジャマイカでしか手に入れることができない珍しい食材やスパイスを入手するルートを確立したり、国際交流事業加速のため、日本⇔ジャマイカ相互の情報ターミナルとしてNPO法人を設立するなど、精力的に活動しているそうです。

また、悦哉さんは、多様性が叫ばれる昨今、心の改革も実践し、予想不能な未来への対応力を身に着ける必要性があることを訴えています。

是非ご興味ある方は、ジャマイ館に行って悦哉さんと語り合ってみてくださいね。